まちえんの活動記録

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相田酒造・蔵かふぇ2004

相田酒造江戸蔵の活用を考える交流会&コンサート

午後1時からの見学会には100名近い方が来られました。近所に住んでいながらはじめて蔵を見た人やわざわざ遠く(東京・世田谷)から見に来られたグループ、なかには、蔵ごと買い取りたい言われたご婦人もいたそうです。
 私が現場に行かれたのは4時すぎでしたが、その時にもまだ10名ぐらいの方が来られていました。知り合いの建築士の方や職人の方など、意外と女性も多かったですね。
 朝、仕事前にも蔵に行ったのですが、その時にも小学生を連れたお父さんが、カメラを持って見に来られていました。
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 交流会への参加者は40名ほどでしたが、南足柄から参加された方や蔵の元所有者(久野の星野さん)の従兄弟の武田さんにも来ていただけました。ありがとうございました。
 蔵の外では涼しい風が流れていたのですが、蔵の中はやはり少し蒸し暑かったですね。コンサートは、マリンバの鈴木あさみさんとピアノの篠崎延子さんに素敵な演奏をしてもらいました。蔵の中(一部2階もあるので)ではどんな音色になるのか、少し心配したのですが、とても柔らかい音色が流れていました。演奏半ばで、ペットボトルに寄木細工の切れ端をいれた特製マラカスを参加者に渡しての合奏も楽しかったです。
 交流会では、内藤さんより蔵の説明、相田酒造さんの紹介では、移転に至った経緯などを相田さんから説明してもらいました。その後、すでに小田原の街から消えてしまった建物の話から歴史的建造物の保存活用などについて、政総研で提案した内容などを元に杉本さんから説明してもらいました。また、この蔵の活用についての意見交換では、丸うの田代さんからおでん会での活用なども考えられるとのご意見ややんべぇ倶楽部の岩瀬さんからは、出資会員制のサロンにして、特典にこれからいろいろなタイプのお酒を造る予定の相田酒造から定期的にお酒がもらえる、もしくは割引してもらえる仕組みはどうかとの提案がありました。
 また、サロンでは出資した人や出資団体に一定期間貸し出し、質の高い催しをしてもらうアイディアが出ました。NPO法人みかんの花咲く丘の河千田さんからもグレードの高い催しをする場として、この蔵は最適とのご意見をいただきました。その他、やんべぇ倶楽部会長の石塚さんからは小田原の街には癒しの空間が必要であり、この蔵には人の心を癒す力があるとのご意見でした。
 現場(蔵の中)を見ながら話しをしたせいか、先日のまちえんカフェで出た提案とは、違った視点での提案やご意見が多かったですね。
 交流会の時間がだいぶオーバーしてしまったので、その後は、懇親会の中で意見交換をすることになりました。森羅の中華料理はさすがに美味しかったですね。名物デザートの杏仁豆腐も用意されました。
 懇親会では、小田原商工会議所青年部の「ご縁満開一座」の演奏で、会場は大盛り上がり!踊りだす人まで現れ、楽しくも感動的な演奏でした。なお、一座のメンバーには、相田酒造に「智恵袋」の銘柄を譲った立野君(みどり寿司・立野酒店)もいて、「ご縁満開!」でした。
 最後に「相田酒造の江戸蔵を活かす会」の立ち上げと、まちえん監事の山田さんを代表に資金集めを行なうことを承認していただき、締めとして、鈴廣にお勤めの杉山さんから小鼓演奏と貝殻節を披露していただき、相田さんの一本締めでお開きとなりました。
 
 終わってみれば、10時近くになっていました。
 皆さん、本当にお疲れさまでした。
 
 それと、今回の催しで印象的だったのはこの蔵の「音響」です。杉山さんの小鼓の音が、蔵の上の方に登っていくのが良くわかりました。声も同じように天井に向かって反響して、なんとも言えぬ、気持ちの良い余韻として伝わってきました。
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by machien2 | 2004-08-22 10:51

04 まちえんカフェ@ゾロ目0809

今回のまちえんカフェでは、夏の竹燈籠の今後の展開についてと、相田酒造の古い蔵の再生についてが話題としてあげられました。
 七月旧盆の前後、大手前とお堀端で、偶然にも竹燈籠をともす活動がありました。大手前では、商店や料亭の軒先に、七夕から旧盆にかけて、小さな燈籠が毎日ともされました。お堀端では、幸田門跡の土塁の上に、ちょうちん夏祭りに合せ、1000基もの燈籠が道ゆく人の目を釘づけにしていました。2つの活動は周辺からも好評で、幸田門土塁の隠れた魅力が、あらためて印象づけられましたと思います。
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 そこで今回は、お堀端の近藤忠之(橋本そば)さん、大手前の青木洋江(折五四)さんを初め、幸田門土塁の東端に当たる緑一番の平井義人(平井書店)さんなどにいらしていただき、燈籠に寄せる思いや、克服しなければならない問題点などを教えていただきました。小田原の風物詩に育てたいという思いを実現する鍵として、燈籠が映える場所と時季、また間伐・設置・管理・処分などの費用の問題が指摘されました。
 場所と時季については、当面は幸田門土塁の場所の魅力を生かして、土塁の上を東から西まで歩けるようにすること、時季も歳時記的な機会に試みてみること、などが提案されました。また費用の問題は、燈籠をいくつかの地区や商店街で共有して循環させるといったアイデアが出ました。こうした動きを地道につなぐ役が、今後しばらく重要になると思います。
 次に、相田酒造の蔵の再生について、内藤英治さんから蔵をめぐる現状の報告がありました。九月にも旧工場を閉じる相田酒造には、久野の在から譲り受けたという江戸期の蔵と、大正期の蔵という二つの古い蔵があります。普段は覆いに隠れて見えなかったのですが、今回の工場移転をきっかけに、東海大学小澤研究室などの調査も入り、その全貌が私たちの目にも飛び込んできたわけです。分厚く塗り込められた土は、壁だけでなく天井をも覆い、火災や地震にも細心の注意が払われていたのがわかります。また太い梁と柱で構成される内部の空間も、三〇坪という原寸以上の開放的な印象を醸し出していました。
 この蔵を何とか、現状に近い形で、まちなかに残したい、そのためには、市民がこの蔵で何をしたいのか、何があったら楽しいのかを、行政を初めとする関係者に訴えたい――内藤さんからはそのような問題提起がありました。フロアからは、酒蔵という建物の魅力を生かすならば、小田原の食をテーマにして、その伝統的な技だけでなく、小田原おでんや食匠コンテストのような新しい動きのメッカになるような場所はどうだろうか、やはり酒の一番美味しい場所なのではないか、といった声が多く出されました。
 また移転候補地として考えられている、弁天曲輪蓮池跡という立地を生かして、お城通りとお堀端通りに分断されている人の流れを集め、ボランティアガイドを常駐させるなどして、城と町をつなぐ拠点になりうるのではないか、という提案が共感を集めました。さらに運営形態についても話の水が向けられ、NPOを中心とした市民運営が不可欠であること、食の交流館の場合にも人材を公募するのが創造的であること、といったポイントが示されました。相田酒造の蔵では、8月22日に、蔵かふぇ2004を開催して、実際に蔵の内部を見させていただきながら、再生の方法についてさらにつっこんで意見を交わすことになりました。
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by machien2 | 2004-08-09 10:55