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まちえんの活動記録

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08 6月6日 まちえんカフェ@ゾロ目

1.2008年度のまちえんカフェのテーマについて
2008年度のまちえんカフェのテーマは「元気がなくなりつつある小田原駅周辺の商店街をもっと元気にするためには、どうしたら良いかを皆さんと一緒に考えること」です。
神奈川県とまちえんは、Jリーグを盛り上げているサポーターシステムのように、いろいろな方に商店街のサポーターになってもらったら、商店街に元気を取り戻せるのではないかと考え、2008年度共同で事業に取組むことにしました。名付けて「商店街にぎわいサポーター・プロジェクト」です。
そこで、今回は、まちえんから、「いろいろな分野の活動で実績を上げている方々」と「小田原駅周辺の5商店街の方々」に声がけして、集まってもらいました。

2.小田原駅周辺の5商店街の方々
最初に、商店街の方々から活動状況を報告していただきました。
①小田原銀座商店街 角田さん
小田原銀座商店街からは、「2004年から始めているレンタルボックス事業」、「高校生のチャレンジショップ」、「2006年度から順次整備が始まった電線類の地中化事業」などの報告があり、商店街で子育てをしやすい環境づくりについても模索中であることについて、紹介がありました。
②ほっとファイブ 平井さん
 ほっとファイブからは、「2007年から始めている街角コンサート」について、毎回80人程度の集客があるが、後方宣伝を充実させて参加者を増やしたいことと、招待している小田原ゆかりのアーティストについて、特に沖縄の音楽関係の企画を立てたいということについて紹介がありました。
③オービックビル商店街 佐宗さん
 オービックビル商店会からは、2008年初めに実験した「街角シネマカフェ」の成果について、駅前周辺の映画館等の劇場に一定のニーズがあることと、本格的な営業にむけてビル会議室の改装を検討し、運営の中核を担う人材を探していることが紹介されました。
④お堀端商店街 片野さん
お堀端商店街からは、「7月の歳時記・七夕」、「8月の歳時記・打ち水」、「秋の歳時記・ブリ樽花入れ」といった、お城に通じる散歩道を季節ごとに演出する取り組みと、「お堀でボート事業」を商店街で本格的に始めることについて、紹介がありました。
⑤竹の花商店街 高橋さん
 竹の花商店街からは、「2007年10月のハロウィン事業」で仮装行列や商店スタンプラリーを行なったところ、数百人から千人単位の集客が定着していること、また、「2008年4月から毎月、テーマを決めて、アーケード下や空き店舗を使って朝市」を行なっていることについて紹介がありました。

3.いろいろな分野の活動で実績を上げている方々
① 子育て支援などの活動 (木内先生)
小田原女子短大では、2007年から学内で「子育てサロン」を開設したところ、二宮町などの遠方から自動車を使って来場する方もいるなど、子育て支援に対するニーズが高まっていることが紹介されました。商店街とも積極的に関わっていきたいが、大学の教育プログラムが過密になってきているので大学に相談する必要があること、また、実際にどのようなニーズがどの程度あるのかという「子育て調査」から始める方がよいのではないかなどの指摘がありました。
②子どもが楽しめる場づくりの活動(じんだ組多田さん)
懐かしい遊びを、いろいろなイベントの際に紹介している じんだ組の多田さんから、そもそも活動を始めたきっかけが、「小田原のお祭りは、自分たちが子どもの頃は楽しみだったのに、今の子どもたちにとってはそうでないこと、子どもが楽しめる場がないことが悲しかった」という想いであったことの紹介と、そうした思いから、「懐かしい遊びやお菓子の屋台」などといったことを復活させる取り組みを始めていること、竹の花商店街のイベントなどにも参加していることなどの紹介がありました。そのうえで、もう少し、昔の遊びなどに詳しい人たちとのネットワークを深めることという課題が示されました。
③イベント企画などの活動(エレファント・江戸原さんと鈴木さん)
 小田原でもっと楽しいイベントを企画したいという想いから、すでにいくつかのイベントを仕掛け、FMおだわらで音楽紹介の番組を持っている20代の集まり・エレファントの江戸原さんや鈴木さんから、街角コンサートなどに対して、「広報宣伝や企画についての協力」などができるという発言がありました。具体的には、小田原で行なわれているライブや上映会などのイベントをまとめて紹介する「ポータルサイトの立ち上げ」や、東京などでは日常的に行なわれている、「ミニ・ライブ、ミニ・シアター系のロードショー」などを仕掛けていくことなどが提案されました。
④なりわい歳時記の再現などの活動(小田原やんべぇ倶楽部・石塚さん)
小田原やんべぇ倶楽部では、2002年から、なりわい歳時記をテーマに活動を続け、そのなかでも、「正月の小田原流門松の再現」と、「三月の小田原雛の道中イベント」には、手応えも大きくなってきているとのことでした。門松には商店街だけでなく、南足柄の里山保全グループが関わってくれたり、雛の道中には、温泉施設万葉の湯が社員を挙げて協力してくれたりと、今後も、開成町瀬戸屋敷や南足柄市と連携を深めて、広域的な広がりで盛り上げていきたいとの紹介がありました。
⑤(わくわく地域デビュー講座受講生・シルバー大学OB・河鍋さん)
 親戚が銀座商店街で電器店を営んでいた(現在のチャレンジショップ)という河鍋さんは、商店街や街なかには愛着があり、何かできることがあれば関わりたいという思いを新たにしたという紹介がありました。
⑥国府津におけるまちづくりなどの活動(シルバー大学OB・斎藤さん)
 国府津でまちづくり活動を続けてきた斎藤さんは、シルバー大学での歴史研究を深め、いろいろな場所に発信の機会を持つことができていることについて紹介がありました。どんどんマスコミなどへの発信を大きくしてゆくべきだという提案がありました。
⑦(木村さん)
昨年、退職されたばかりの木村さんは、特に「地域力」について関心があり、自分も何らかのかたちで今回のにぎわいサポーター・プロジェクトに関わっていきたいとのことでした。

4.今後のまちえんカフェについて
今回のまちえんカフェでは、商店街での活動、いろいろな分野で活動する人々の現状を確認することができました。
今後のまちえんカフェでは、元気がなくなりつつある小田原駅周辺の商店街をもっと元気にするためには、どうしたら良いかを皆さんと一緒に考えながら、「小田原駅周辺の商店街」と「いろいろな分野の活動している方々」がお互いに楽しみながら活動できる「結びつき」について、考えて行きたいと思います。
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by machien2 | 2008-06-06 12:42